
昨年のワールドコスプレチャンピオンシップ=名古屋市の愛知芸術文化センター(C)2016WCS【拡大】
全国にある「コスプレの聖地」の中でも世界のコスプレイヤーが憧れる名古屋は特別だ。
7月29日に始まる「世界コスプレサミット(WCS)2017」では8月6日までの会期中、名古屋市内や愛知県内の会場でパレード、オールナイト撮影会、トークショーなど多彩なイベントが開かれる。
今年で15回目。昨年は30の国・地域が参加し、約32万人が来場したが、第1回は参加4カ国、訪れる人も少なかった。それが愛知万博が開催された2005年に海外メディアが紹介。各国から問い合わせが相次ぎ、ブレイクした。
特にコスプレパフォーマー世界一を決めるチャンピオンシップは参加者の力の入り方が違う。優勝すればメディアで盛んに採り上げられる国もあれば、予選に1年間かける国もある。
各代表を支える「WCSおもてなし学生実行員会」は単に世話役にとどまらない。マンガ、アニメ、ゲームなどを一緒に楽しんだり、浴衣や茶道などにも触れてもらったりと日本の思い出づくりに一役買っている。
「言葉は通じなくてもコスプレやアニメなどを通して分かり合える」とメンバーの西山桃加さん。国や言葉の壁も、ひょいと乗り越えるコスプレパワーが今年も愛知の夏を熱くする。
【luxe(リュクス)】 フランス語で元の意味は「贅沢」。最近は優雅で上品でありながら、洗練された贅沢なもの・ことなどの意味で使われる。
<プロフィル>
すずき・あきこ 元NHK(釧路・福島)キャスター・リポーター。最近愛知県に転居、現在県内でフリーアナウンサーとして活動中。
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