
都田川の堤防脇にある井伊直親の墓地。昔は200メートルほど東にあったが、昭和52年に河川改修で当地に移された。灯籠は幕末の大老・井伊直弼の寄進という=浜松市北区細江町中川【拡大】
永禄5年、直親が駿府へ申し開きに行く途中、掛川城下に入ったところで今川氏真の命を受けた掛川城主・朝比奈泰朝の軍勢に取り囲まれ、家臣19人とともに殺害された。享年27。遺骸は居があった祝田村に運ばれ、都田川で荼毘(だび)に付された。
墓地は都田川の堤防脇にあり、愛用した「青葉の笛(模造品)」が置かれている。当主となった直親が領内の傍らに置かれているようで、一抹の寂しさを感じた。(静岡古城研究会会長 水野茂)