大井川は「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」とうたわれた大河。江戸時代には、江戸を守るため、意図的に橋がかけられなかったという。東海道新幹線を利用する際は、ぜひそうしたエピソードについて親子で会話をしてほしい。どれが大井川なのかわかるわけがない、と思われるかもしれないが、それも心配無用。ガタンゴトンと橋を渡る時間がやたらと長いなと思えば、それが大井川だ。車窓をよく見れば、国土交通省の看板でも確認できる。
さらに、新幹線はうなぎの養殖がさかんな浜名湖を通過する。浜名湖はサロマ湖や宍道湖と同じく海水と淡水がまじりあう汽水湖だが、それも新幹線の車窓から右手は湖、左手は海が見えるので実感できる。このように、新幹線の中でも学べることが多いのだ。
そのためにも、まず座席予約が重要になる。
ところで、東京から名古屋方面は「E」とあるが、逆方向だとその席は「A」になるのか? 答えは「NO」。新幹線は終点についてそのまま折り返すので、帰りも富士山側は 「E」になる。
東海道新幹線なぜ「D」は空席で「E」は予約済みか
予約する際も、親子で一緒に、ネットの「座席指定」を確認するといいだろう。もしハワイ行きの「A」、東海道新幹線の「E」が埋まっていてもいい。「どうしてこの座席から埋まってしまうのかな」「どうしてこの席が残っていたのかな」と話をすればいいのだ(新幹線の「E」は早めの予約をお勧めする)。