
プログラミングに挑戦する子供たち=兵庫県西宮市のキッザニア甲子園(宮沢宗士郎撮影)【拡大】
プログラミング教育の拡大はIT産業への人材供給につながるほか、子供たちが「順序立てて考える力」「分析する力」を学び、問題解決能力を身につけることにも役立つとされる。
リクルートマーケティングパートナーズ(東京都)が昨年実施した調査では、小学校高学年の児童に保護者が通わせたい習い事として英会話、書道、学習塾、水泳に続き「パソコン関連」が5位にランクイン。
注目の高まりを受け、企業もプログラミング教育に取り組みはじめた。
江崎グリコは、身近なお菓子を使ったアプリ教材「グリコード」を昨年8月から公開。人気のチョコレート菓子「ポッキー」を横向きや斜め向きに並べてアプリに読み込ませると、アプリ上のキャラクターに「右に動く」「繰り返す」といった指示を与えて動かせる。同社は小学校で教材を活用した課外事業も行っている。
阪神電気鉄道と読売テレビグループは、幼児から中学生までが対象のロボットプログラミング教室「プログラボ」を昨年開設。ブロックとモーターやセンサーでロボットを組み立て、タブレット端末で操作する。
担当者は「単にプログラムの知識だけではなく、仲間と協力し最後までやり抜く力を育てることができる」とアピール。これまでに13教室を展開し、今後も拡大する方針だ。