【IT風土記】石川発 IoTが市民と温泉街を救う クラウド技術で水道管の漏水を監視 (3/3ページ)

 自治体を襲う深刻な「水道クライシス」

 現在、七尾市には約682キロの水道管が設置されているが、1990年以降に敷設された水道管が多い。今後、2040年以降、本格的な水道管の更新時期が訪れる。市の試算によると、今後40年間で必要となる更新費用は約320億円に上る。それでも、他の自治体に比べれば、まだそれほど老朽化は進んでいない方だ。

 全国の水道の総延長は60万キロにも及び、普及率は98%近くに達するが、大半は高度成長期の1970年代に整備が進められたものだ。水道管の法定耐用年数は40年。1970年代に上水道の整備を進めた多くの自治体が水道管の大量更新期を迎えているのだ。

 厚生労働省の調査によると、耐用年数を超えた水道管の更新率は2014年度の全国平均で0.76%。耐用年数を超えて利用している水道管は全体の12.1%に上り、2年前の9.5%からじわじわと上昇している。全国で発生している漏水などのトラブルの件数は2万2000件に上ったが、今後、この数字が増加するのは避けられない状況といえる。

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