カウンターにはグラス1つ分を丸く繰り抜いて下からライトを当てる場所がある。そこでウィスキーを注いだり、カクテルを作ったりすると飲み物がライトアップされて非常に綺麗なのだ。
「3年半くらい前のある日、お客様が、私がカウンターの下からライトを当ててウィスキーを注いでいるところを撮影したのですが、その写真を私が非常に気に入ってしまいまして。そのお客様と『よし! うちの店で写真展をやろう!』と意気投合したのが始まりです」(アビさん)
どうせやるならこだわりたいという気持ちからアビさんは、写真を照らすスポットライトを店に設置したり、写真を入れる額などを購入したりして、店内の壁の一部を写真展仕様に作り上げた。
写真展に展示できる数はA4なら8枚、A3なら4枚だ。もちろん組み合わせも自由だ。
誰でも無料で展示ができる
写真展をできるバーは実はそんなに珍しくはないのだが、大抵のお店では料金がかかる。「THE BARN」の特長は、無料で写真を展示できるところだ。また、基本的に審査などはなく、誰でも写真を展示できる。
なぜ無料で展示できるようにしたのだろうか?
「誰でも気軽に当店で写真展を楽しんでほしい。それに展示しているあいだは写真家ご本人はもちろんのこと、その方のご友人やご家族の方なども来店します。うちはギャラリーとか美術館ではなく、バーなので写真だけ見て帰る方はいらっしゃいません。かならず一杯頼みます。なので、展示は無料でも売上は伸びるんです(笑)」(アビさん)