まず「まえがき」から 京大首席が実践する興味ない分野の勉強法 (3/3ページ)

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4~5冊目の選び方で深掘りの度合いが変わる

 4冊、5冊目は、その分野をどこまで深掘りしたいかで分かれますが、基本的には有識者が書く発展系の書籍がいいと思います。気に入った著者がいれば、その本でもいいでしょう。さらには、もしその有識者とお話ができる機会があるなら、必ずその人の本を読んでおくことです。この辺の本に関しては、疑問を持ちながらじっくり読み進めていくことをお勧めします。この4~5冊目をどうセレクトするかで、深掘りの度合いが変わってきます。

 例えば、私の知り合いがガンになってしまったとしましょう。

 その時、ガンについての知識を入れるモチベーションは、非常に高くなると思います。ガンについて学ぼうと思ったとき、「ガンとはそもそもなんだろう」という入門書から入り、「こうすれば治る」という本、次にその情報を補填するような大学の先生が書いた本を3冊くらい読むでしょう。さらに、もしそのガンが身内や親友であれば、医学書まで読むと思います。

「必要だ」と強く思っているほど吸収力が上がる

 どんな分野でもこのような方法で4~5冊読めば、専門家の話になんとかついていけるくらいにはなります。

 先述したように、自分にとってその情報の重要性が増せば増すほど、本からの吸収力は上がるでしょう。

 塾で生徒を指導する上で、「どうしたら勉強のやる気が出ますか?」という質問や相談が一番多いので、やる気を出させる心理学の本だったり、脳科学の本だったり、人間はどういう基準で行動選択しているのかという行動経済学の本だったりと、やる気の分野に関してはかなり深掘りをしています。

 これは私にとって重要な仕事なので、時間を惜しむことなく勉強することができています。ここまでくると、心理学の先生とも話ができ、より深い知識を入れることができるのです。

 粂原 圭太郎(くめはら・けいたろう)

 教育家

 1991年、群馬県生まれ。京都大学大学院法学研究科卒業。大学在学中に「勉強革命.com」を運営し、やる気が出る勉強法を受験生に伝授。現在はオンライン学習指導塾「粂原学園」で、小学生から高校生まで全国各地の受験生を指導している。

 (教育家 粂原 圭太郎 写真=iStock.com)(PRESIDENT Online)