児童虐待防止へDV対策 3月19日に関係閣僚会議で決定へ (2/2ページ)

 1月の千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡した事件では、母親が父親のDVを免れるために娘への暴行を黙認していたことが分かっている。内閣府の平成29年度の調査によると、子供がいるDV被害者の2割が子供も虐待を受けていた。政府は昨年3月に東京都目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5)=が両親からの虐待で死亡した事件を受け、同年7月に緊急総合対策を策定したが、具体的なDV対策は含まれていなかった。首相は今年2月の関係閣僚会議で、対策の強化を指示していた。