異国から出稼ぎに来ている外国人にとって、これほど嬉しい仕組みはないはずです。せっかく汗水流して働いたお金を母国にいる家族へ送る際に手数料をたくさんとられてしまうのは悲しいものです。ちょっとした手数料でも、物価の安い国から出稼ぎに来ていたりすれば、母国では大金だったりなんてこともあるでしょう。また、そもそもの話として、外国人の方が滞在中の外国で銀行口座を作ることが難しい場合もあります。
そこへ来ると、このトランスファーワイズは「安い」「早い」「簡単」というメリットを与えて、彼らのペインポイントを見事に解消しているわけです。これによってトランスファーワイズは海外で爆発的に広がっていったのだと思います。
では、トランスファーワイズはどうしてこんなことが実現できてしまったのでしょうか? 実はこのサービス、「実際にはお金を送っていない」ところにミソがあるのです。気になるその驚きの仕組みについて、また注意点などについて次回もお話を続けたいと思います。(後編に続く)
◇
【フィンテック群雄割拠~潮流を読む】は甲斐真一郎さんがフィンテックと業界の最新事情と社会への影響を読み解く連載コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちら