外国人労働者の受け入れを拡大する新制度で、出入国在留管理庁は26日、カンボジア国籍で技能実習生の20代女性2人に、新たな在留資格「特定技能1号」への資格変更を許可する通知書を送ったと発表した。業種は農業。新資格の第1号取得者となる。また、特定技能1号の外国人を支援する「登録支援機関」になることを希望する法人や個人から19日までに計1176件の登録申請があり、うち8件を認めた。
入管庁によると、19日までに、過去に技能実習生として日本で働き現在は海外在住の23人と、日本で実習中の4人から新資格取得の申請があった。申請が認められたのは実習中の2人。残る申請者についても順次判断していく。
2人は大阪府に本社がある農業経営の会社で約3年の技能実習の経験を積んだ。今後、本人か代理人が必要書類や手数料を持参し、大阪出入国在留管理局で手続きをすれば、特定技能1号の在留カードが交付される。2人は主に和歌山県御坊市などで働く予定だ。