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生命保険は保険料が決まるメカニズムを知れば見直しのコツがわかる (1/4ページ)

高橋成壽

 ファイナンシャルプランナーへの相談内容のひとつに保険の見直しがあります。筆者のところにも、ライフイベント(結婚、出産、マイホーム取得)に伴う保険の見直し依頼がたびたび寄せられます。10年前であれば保険は営業されて契約する人が多かったのですが、最近は保険に関する営業を受ける機会が減ったこと、人生設計に合わせて保険を提案してほしいというニーズなどから、従来は受け身であった保険の説明を得る機会が、契約希望者自ら相談に来る傾向があります。

 今回は、子供を持つ30代後半から40代の世帯を想定し、保険料(保険の掛け金)を抑えて生命保険に加入する方法をお伝えします。保険にもいろいろありますが、生命保険の場合は比較的見直しやすいです。

生命保険の保険料が決まる4要素

 まずは生命保険の相談に行く前に抑えておきたい、保険料の決まり方を確認します。「生命保険」という商品は、(1)契約期間中に死亡する確率、(2)契約する期間、(3)契約期間中に死亡した場合の保険金額、(4)保険金の支払い条件―に基づいて保険料が決定されます。

1. 契約期間中に死亡する確率

 生命保険は、加入する人の死亡率で保険料が決まります。死亡率など考えたことのない人が多いと思いますが、保険業界では「標準生命表」というデータが公益社団法人日本アクチュアリー会によって作成され公表されています。

 例えば「標準生命表2018(PDF)」によると、30代男性の1年間の死亡率は0.068%ですから、30歳の男性が保険に加入すると、1年間に1万人のうち7人が亡くなる可能性があることがわかります。40歳の男性の場合、死亡率が0.118%となるため、1年間に1万人中12人が亡くなる可能性があることになります。50歳男性の死亡率は0.285%、60歳男性の死亡率は0.653%、70歳男性の死亡率は1.5%となります。徐々に死亡率が上昇していることがわかりますね。

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