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ポーランド国交100年(3)ポンチキは日本人にも好かれる味

 ポーランド国民の約9割はカトリック教徒。伝統的な行事、イースター(復活祭)の昼食にはジュレック(酸味の効いたスープ)を食べる。クリスマスイブの夕食には、キリスト教の12使徒にちなんで、ボルシチなど12品の料理を家族そろって食べる習慣がある。

 街角には「ミルクバー」と呼ばれる大衆食堂が多く存在する。メイン料理、スープ、付け合わせなど、たくさんの種類の中から好みの組み合わせをその場で選び注文する。価格も庶民的で老若男女問わず人気だ。近年ではワルシャワを中心にすしやラーメンなど、日本料理店も増えてきたという。

 一方、日本国内でポーランド料理はなかなか味わえない。東京都調布市のカフェ「ポンチキヤ」は都内で唯一のポーランド料理専門店。人気のピエロギは水餃子を思わせる見た目で、食感もそっくり。生地に包まれる具は主食のジャガイモ、チーズ、肉などだ。店名の由来となったポンチキはポーランドの伝統的なドーナツで同店の看板商品。大人から子供まで親しまれている定番おやつで、店主の坂元萌衣子(めいこ)さんは「日本人にも好かれる味です」と話している。(取材協力 ポーランド 広報文化センター)

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