教育・子育て

山口大、文理問わず知財必修 企業から引き合い増、総合大で唯一の試み (2/2ページ)

 学園祭で早速効果

 成果も表れ始めている。15年夏の学園祭。200インチのモニター画面を設置して対戦ゲームの上映会を企画していた実行委員会のメンバーは、イベントの実施に法的な問題がないかどうか、自分たちで検証を行った。

 ゲームの参加者から費用を集める運営は営利目的に当たらないか、大画面モニターの使用は著作権法が定める「影像を拡大する特別の装置」に該当しないかといった課題を検討。ゲームソフト会社にも問い合わせ、最終的には参加費は徴収せず、聴衆に「画面の写真撮影は禁止、SNSにもアップしない」と規則の順守を促すチラシを配ることで実施にこぎ着けた。

 実行委員を務めた2、3年生はいずれも知的財産の必修科目を受けた学生たち。山口大知的財産センターの木村友久教授は「法的な逸脱の可能性を感じ取った学生たちはいいセンスを持っていると思う。自ら調べた上で専門家に話を聞いた姿勢も評価したい」と喜ぶ。

 木村教授は「就職活動では『知的財産の基礎知識がある山口大の学生を採用したい』という引き合いも来ている」と話す。知財教育が大学の看板となりつつあることに手応えを感じている。

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