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学校給食にチキンラーメン 発祥の大阪・池田

 世界初のインスタントラーメンとして知られる日清食品のチキンラーメンが、発祥の地である大阪府池田市で、市立小中学校の給食に使われることになった。そのままラーメンとして提供するのではなく、チキンラーメンを具に使ったコロッケが検討されている。今年度中に始める予定で、市教委の担当者は「子供たちに愛されるメニューになってほしい」と期待している。(張英壽)

 市教委によると、発端は4年ほど前、日清食品側からチキンラーメンを使った給食メニューが出せないかと相談を受けたこと。どんなメニューができるか検討したものの、調理の際に個包装を一つ一つはがすのに手間がかかるとして、いったんは断念した。

 だが昨年、チキンラーメン誕生から60年を迎え、創業者の安藤百福夫妻をモデルにしたNHK連続テレビ小説「まんぷく」も話題に。市教委は今年になってあらためて実現の可能性を検討し、たとえばコロッケなら、具にチキンラーメンを混ぜて成形するといった加工を外部業者が行った上で、給食センターなどに納入する方法を考案。実現のめどがついたという。

 同市が給食を提供している市立小中学校の児童・生徒は約7600人。遅くとも3月期までに導入し、年1、2回程度提供していく予定だ。市教委保健給食課の塩山宏司課長は「給食にチキンラーメンを取り入れるのは初めてだろう。いろいろなメニューを考えたい」と意気込む。

 チキンラーメンは市の観光資源にもなっている。シンボルキャラクターの「ひよこちゃん」は平成28年から市観光大使に任命され、市観光案内所では、チキンラーメンを衣にしたから揚げなどの創作メニューを販売。イベントでチキンラーメンが配布されることもある。また市内には、安藤が開発にあたった研究小屋を再現した「カップヌードルミュージアム 大阪池田」があり、年間約90万人が訪れる人気スポットになっている。

 日清食品ホールディングスの広報担当者は「給食が実現するのであればうれしい。チキンラーメンは、世界中で食べられているインスタントラーメンの元祖。次代を担う発祥地の子供たちが、地元の誇りと感じてもらえたら」と話している。

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