伝説の名勝負も武道館で生まれた。昭和51年に行われた、プロレスラー、アントニオ猪木さんとボクシングヘビー級世界チャンピオン、モハメド・アリさんの異種格闘技戦。全日本柔道選手権では、現在、日本オリンピック委員会(JOC)会長を務める山下泰裕さんが前人未到の9連覇を成し遂げた。
パラ柔道競技の会場にも
一方で、完成から55年たち、施設の老朽化も進んだ。前回東京五輪はそもそもバリアフリーの概念がなかったといい、障害者や高齢者に優しい施設とは言えなかった。東京大会ではパラリンピックの柔道競技の会場となる。
今月9月から始まる改修工事では、天井裏の補強に加え、バリアフリー化。女子トイレの増設、照明のLED化などを行い、防災面の強化も図る。日本武道館の永嶋信哉総務部長は「全面立て替えではないが、バリアフリー化などを進め、ユニバーサルデザインのランドマークとして誰にでも優しい施設を目指したい」としている。