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酪酸菌(1)腸内細菌研究で注目

 近年、健康意識の高まりとともに、腸への関心度も右肩上がりとなっている。テレビや雑誌、ネットでも頻繁に健康と腸内細菌の関連が取り上げられ、急速に研究が進む。国内だけでなく海外に目を向けても、腸内フローラに関する医学論文が年々増加しているという。

 人の腸内には約100兆個もの多様な腸内細菌が草むらのように群がっており、細菌叢(そう)と呼ばれてきた。最近では花畑のようにも見えるということで、腸内フローラという名称が使われている。

 現在、その腸内細菌の中で特に注目されている1つが酪酸菌。酪酸菌は摂取した食物繊維を分解して、短鎖脂肪酸(脂質を構成する脂肪酸の一部)の1つである酪酸を作り出す。短鎖脂肪酸の働きは、大腸での腸管の蠕動運動の促進や水分・ミネラルの吸収、粘液分泌など。酪酸菌の作り出す酪酸には固有の働きもある。多くが大腸の粘膜上皮細胞のエネルギー源として使われるため、上皮細胞の代謝が活性化され健康な腸内フローラを保つことにつながっていく。大腸が正常に機能するためには酪酸は必要不可欠と言える。(取材協力 武田コンシューマーヘルスケア)

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