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毎月小遣いをもらう子供はいずれ"社畜"に? 親子でお金持ちになれる知恵3つ (2/4ページ)

 子どもをひとりで食べていけるように育てるのが親の務め

 菅井さんは「教育の基本は、子どもを自立させること」と言い切る。

 「いい学校に行かせて、いい会社に入れることが教育と考えている人が多いですが、そうではありません。教育の真の目的は自立、つまりちゃんと子どもが自分で食べていけるようにすることです」

 自分で食べていける人間になるには、お金の教育は切っても切り離せない。ならば、小遣いも年次が上がるごとに増える定額制ではなく、働きに応じてもらえる報酬制にしたほうがいい。

 菅井さんはこれからの社会では「稼ぐ力」「管理する力」「受援力」という3つの力が必要になるという。小遣いを定額制ではなく報酬制にするという考えは、このうち「稼ぐ力」に該当する。

 (1)子どもの「稼ぐ力」をどう養うか

 お金は困りごとを解決したときにもらえる対価

 「お金とは、何か困りごとを自分の経営資源で解決したときにもらえる対価です。ですから、小遣いが欲しいなら、例えばの話、おじいちゃん、おばあちゃんの家の不用品を処分する、近所の庭の草むしりをするなど、人の困っていることをいち早く発見して、それを解決して“お駄賃”という形で、お金を自分で稼ぐべきなのです」

 菅井さんの銀行支店長時代に、新卒ながら何かと細かいことに気がつく、いわゆる気働きのできる社員がいた。本人に聞いてみると、子ども時代は定額小遣い制ではなく、報酬小遣い制だったという。そうした事例はほかも数人いて、子どもの頃から率先して働いてお駄賃をもらった経験が、稼ぐ力につながっていると菅井さんは確信したそうだ。

 「ただし家の手伝いには報酬は発生しません。それは、家族の成員として当たり前のことだからです。とはいえ、言われずにやったら50円、大掃除したら100円、と各家庭でルールを決めて、ふだんの手伝いを超える仕事については、小遣いをあげてもよいかもしれません」

 (2)子どもの「お金を管理する力」をどう養うか

 賢い使い方や管理の仕方も教えよう

 そんなふうに人の困りごとを解決することで稼いだら、今度はそのお金の使い方や貯蓄方法を教えることが大切だ、と菅井さんはいう。

 「子どもにお金をそのまま持たせていると、単にゲームを買っておしまいになってしまうことが多いでしょう。でも親としては、もっと賢いお金の使い方を教えたい。つまり何か物を買うときは、買って終わるものではなく、買ったらそこから新しい何かを生み出すものを買うべきであるということ。私の考えでは、買って終わりのものは単なる浪費で、新しく生み出すものは投資です」

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