クルマ三昧

日産、不振脱却は? 「車齢改善」宣言、ジュークら新型車に期待 (2/3ページ)

木下隆之
木下隆之

 欲しくなるクルマが少ない

 実際それは、ゴーン前会長がトップに立ってからの車齢(フルモデルチェンジまでの年月)がおぞましいことになっていることでもわかる。日本では車齢4年~5年が、新鮮味を薄れさせない常識的なサイクルである。だというのに日産は10年超えのモデルも少なくない。OEM商用車を除くと、最長はGT-Rの11年8カ月。フェアレディZは10年8カ月と超ロングタームだ。キューブは10年9カ月。NV200バネットワゴンが10年3カ月である。塩漬けで売るに売れず買うに買えないばかりか、そもそも買いたくなるクルマが少ないのである。

 GT-RやフェアレディZといったマニア向けモデルは、車齢が長くても許される。GT-Rはイヤーモデルとして進化を続けているし、フェアレディZに至っては、販売を継続していることそのものに感謝したいほどである。車齢が短い方が優れているとは無条件には思えない。長く愛されることも素晴らしい。

 だが、量産が期待されるキューブが10年9カ月も放置され(※今月に入り、年内で生産終了することが報じられた)、月産1万台もクリアするであろうマーチの車齢が9年1カ月なのである。フーガ、ジューク、エルグランドも8年超えである。ノートe-POWERのような起死回生の一発もなくはなかったが、それすらも現行型ノートに新技術を盛り込んだだけの延命措置ととれなくもない。新鮮味が薄れ、ユーザーが離れてしまうのも納得するのである。

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