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酪酸菌(3)健康長寿にも

 最近の研究では酪酸菌が長寿に関係することも明らかになってきている。

 京都府京丹後市は、10万人当たりの100歳以上の住民の割合が130~140人であり、京都市の70人を大きく上回っている。これは全国平均の約2・8倍となる。

 京丹後市を疫学調査中の京都府立医科大学の内藤裕二准教授は、同市と京都市の65歳以上の住民各51人を対象にして、腸内フローラの比較を実施した。

 その結果、体にいい作用をもたらす菌が多いとされる細菌グループの割合が京都市の58%に対して、京丹後市は68%と高い値を示した。京丹後市の住民の腸内には多数の酪酸菌が含まれていた。

 日常生活で酪酸を増やす方法としては、継続して運動をすることと、酪酸菌の餌となる食物繊維を含む食品をとることが挙げられる。

 慶応義塾大学薬学部の長谷耕二教授は「キャベツやタマネギ、キノコ、海藻、大麦、りんごなどに含まれるいろいろな種類の食物繊維をバランスよくとるのがいい」と話す。また、酪酸菌そのものを含む食品を摂取する方法もあるが、ぬか漬けや臭豆腐など限られた食品しかないため、なかなか難しい。このため、酪酸菌を配合した整腸剤を活用するのも一案だ。(取材協力 武田コンシューマーヘルスケア)

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