がん電話相談から

Q:リンパ節・骨転移のある前立腺がん 今後の治療は? (1/2ページ)

 ■80代…抗がん剤よりホルモン治療で対処

 Q 80代の男性です。平成26年から前立腺肥大ということで経過観察していました。しかし、28年にPET-CT検査で前立腺がんと診断され、リンパ節転移もありました。ホルモン療法を開始。しかし昨年、当初安定していた前立腺がんの腫瘍マーカー、PSA値が50程度まで上昇し、内服薬をイクスタンジへ変更。いったん下がったものの今年に入ってから、PSA値は再び上昇傾向にあり、7月には45でした。主治医からはホルモン剤の変更、あるいは抗がん剤治療が提示されています。

 A PSA値は落ち着いた時期があったのに最近、上昇しているようで、ご心配ですね。最初の検査のときに骨への転移はあったのですか。

 Q 骨への転移もありました。

 A 抗がん剤の選択肢も提示されているようですが、ご高齢で、体力もやや低下気味のようですので、抗がん剤は勧められません。薬剤の変更ということなら、まずはホルモン剤の変更を選択すべきと思います。

 Q 次はどのようなホルモン剤があるのですか。

 A ザイティガ(ホルモン剤)という薬があります。ただし、この薬剤特有の副作用を防止するためにプレドニゾロンという薬を併用しますので、糖尿病の人には注意が必要です。最近の空腹時血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエイワンシー)の数値は分かりますか?

 Q HbA1cの値は今年、6%前後だったと思います。空腹時血糖値は覚えていません。

 A プレドニゾロンは合成副腎皮質ホルモン剤で、糖尿病の人が服用すると、インスリン抵抗性を招き、糖尿病が悪化するリスクがあります。この数値で推移しているようであれば、そうした心配はないかと思いますが、食事の内容に留意し、散歩を励行してください。内服薬変更については、糖尿病の主治医にもお伝えください。

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