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訪日韓国人客が消えた 黒門市場、ホテル…観光産業に打撃 (1/2ページ)

 日韓関係の悪化により、日本を訪れる韓国人旅行者数が激減し、人気だった観光スポットは軒並み打撃を受けている。今年8月の訪日韓国人客は前年同月より48%減って30万8700人。平成23年の東日本大震災直後並みの大幅な落ち込みとなった。日韓関係に改善の兆しがみられない中、専門家は「観光産業に大きな影響が出る可能性がある」と危惧している。(土屋宏剛)

 「通りを歩く韓国人客が目にみえて減ってしまった。全体的に活気がない」

 「大阪の台所」として知られる大阪・ミナミの黒門市場で訪日外国人客(インバウンド)に人気のカレー店「ニューダルニー」を営む吉田清純さん(71)はため息をつく。

 同市場は平日の観光客の約8割が訪日客。同店も一日に約100人の訪日客が来店し、約2割が韓国人客だったが、現在ではゼロという。「日本に来てくれるなら歓迎したいが、政治的な問題なのでどうすることもできない」と肩を落とす。

 訪日客の宿泊が多い道頓堀ホテル(大阪市中央区)も、8月から減少し、9月に入ると予約はほぼゼロに。韓国以外の国への訪問営業の回数を増やし、宿泊者数の回復を図っている。

 日本政府観光局(JNTO)の統計調査によると、韓国人客の減少は全体の訪日客数にも影響しており、8月の訪日客数は前年同月より2.2%減の約252万人。昨年9月の北海道地震や台風21号被害による関西国際空港閉鎖などで、5.3%減(216万人)となって以降、初めて前年同月を下回った。

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