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台風被害、どうする生活再建 車…税金の還付手続き、運転免許は期間延長

 自宅ガレージで自動車が水に漬かり故障した-。今回の水害では膨大な数の車両が浸水している。車は火災保険の対象外であるため、自動車保険の車両保険に加入していなければ、基本的には修理費用は自己負担となる。

 ただ自動車関連の税金の還付は受けられるので注意したい。地方税の自動車税は4月1日時点の所有者が1年分を前払いで納付するため、年度途中で車を手放すことになり、先払いした翌年3月までの月数分が還付される。運輸支局での所有者登録の取り消し手続きを行う必要がある。

 また、被災者生活再建支援法の適用を受けた自治体であれば、自動車検査(車検)のたびに納付する国税の自動車重量税の還付も受けられる。

 車検証の有効期間が1カ月以上残っている場合に運輸支局などで還付手続きを行えば、残りの期間に応じて還付される。

 ところで、自動車関連の支援では、運転免許証の更新時期を過ぎても有効期間が延長される。

 警察庁によると、災害救助法が適用された市町村の住民を対象に今月10日以後に満了する免許について、来年3月31日まで延長する。今回の被害が行政上の特例措置が適用される「特定非常災害」に指定されたためで、各警察の運転免許センターなどに相談すればよい。

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