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合計で40軒超、中華街がタピオカの“聖地”に (2/2ページ)

 近年の中華街は、客の低価格志向に合わせて、店舗の入れ替わりが激しい。すでにブームの終焉(しゅうえん)を見据え、別の業態にかじを切ることを検討する声もある。

 ブームが去れば…

 中華街を中心にビジネスを展開する林運輝さん(29)は、6月に台湾タピオカドリンク専門店「茶精●(=尹のノを取り下に火)(ちゃせいれい)」を善隣門沿いにオープン。林さんは「中華街は食べ歩き商品を展開するのに適している」と評価する一方、「競争が激しい。すでにタピオカは飽和状態だ。ブームが去れば、店の業態を臨機応変に変えていく」とし、新たなサービスの提供やビジネスモデルを模索している。

 横浜中華街発展会協同組合理事長の高橋伸昌さん(60)は「半年間で店舗数は倍以上に増え、中華街はタピオカの聖地といわれるようになった。観光客の客層も広がった」と歓迎する。だが、現状の問題点も指摘し、「飲み残しや空の容器のゴミ問題がある。明らかに放置されているゴミの量が増えた」と語る。

 週末やイベントの後などに、路上などに容器や飲み残しが放置されるほか、ゴミ箱周辺に容器があふれる事態となっている。そのため、中華街の店舗を取りまとめる同組合は、タピオカドリンクの容器などのポイ捨てを防ごうと、食べ歩き商品を販売している店舗を対象に、ゴミ箱の設置などを促す活動を9月から開始した。

 ポイ捨て防止の啓発チラシを配布し、ゴミ箱の設置などを呼びかけているほか、早朝のゴミ清掃活動を通じて、現状の改善を試みている。高橋さんは「商品を渡す際に客への声掛けや、他店のものも含めてゴミの回収に努めてもらいたい。街全体が協力し、容器などが放置される事態を防いでいく必要がある」と訴えた。

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