就活リサーチ

就活費用の節約術あれこれ (2/2ページ)

 リクルートスーツやかばんなど就活に必要な身支度にも費用はかかります。このリクルートスーツ代にはシャツやネクタイなども含み、平均3万6000円に上ります。「スーツは入学式のものを着まわした」という学生も。男性の場合は「ネクタイは親から借りた」というケースもありました。

 「説明会前後の待ち時間に入るカフェ代がきつかった」とこぼす学生も少なくないですが、「コーヒー回数券を利用したり、ポイントをためたりした」などの工夫も寄せられました。他にも、「資料費は図書館を利用してなるべく使わなかった」「企業セミナーでもらえる文具を積極的に利用した」といった節約術も見られました。

 一方、「節約のために昼食を抜いたら面接中におなかが鳴って集中できなかった」「できるだけ徒歩で移動していたため靴を一足履き潰した。新しい靴を買うときに安いものを選んだら痛くて買い直すことになった」などの失敗談も寄せられました。節約もほどほどに、ということでしょう。

 「就活が長引くほど費用もかかるので、早く内定をもらえるように頑張った」という声も。就活の長期化は学業との両立が難しくなったり、精神的につらくなったりすることも多いですが、金銭面での負担も大きくなりがちです。安心して取り組むためには、就活費用をためたり、場合によっては親に援助を取り付けたりしておくことも必要といえそうです。(キャリタスリサーチ 武井房子)

                  

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