２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会は９日、東京パラリンピック開閉会式の出演者の一部を一般公募すると発表した。開閉会式の基本コンセプトの１つである「参画」を具現化する取り組みとなる。
募集は開閉会式の主役となる「リーディングキャスト」若干名と、演出内容に合わせて個性や特技を披露する「オリジナルキャスト」２０人程度、４００人規模で集団パフォーマンスを行う「マスキャスト」の３種類。１４年４月１日以前に生まれ、来年１月～９月６日に日本に在住していることが条件で、障害を抱えたり、生活上何らかの制約があると認識している方を積極的に採用する方針という。
応募期間は１０日正午～来年１月１０日午後１１時５９分で、専用サイト（ｈｔｔｐｓ：／／ｔｏｋｙｏ２０２０．ｏｒｇ／ｊｐ／ｇａｍｅｓ／ｃｅｒｅｍｏｎｙ／ｐａｒａｅｎｔｅｒｔａｉｎｅｒ／）から申し込む。一次審査（書類など）通過者に対し２月下旬から３月上旬にかけて二次審査（面接）を行い、採用者は３月下旬に通知される。
組織委はまた、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏（５６）がパラリンピック開会式、演出家の小林賢太郎氏（４６）が同閉会式のステージ演出を手掛けると発表した。