ヘルスケア

翌年流行のインフル株を予測 秋田県立大の教授が発表

 秋田県立大学生物資源科学部の小西智一准教授は12日、DNA配列の関係性から翌年流行するインフルエンザウイルス株の予測をより正確に行う手法を確立したと発表した。

 従来は「系統樹」の形で変異予測されているが、小西准教授はDNA配列情報を数字の0と1の組み合わせに置き換える「ダイレクトPCA」手法により、瞬時にその株全体を再現できた。これにより過去の流行歴がなく、新たに流行する可能性の株をより正確に予測できるという。

 翌年の流行株がわかることで、カイコなどを使う新たな製造法を用いれば、従来の鶏卵では短期間での量産が難しいワクチンを、あらかじめ大量に製造することも可能になるという。

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