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定義を変えて「ギリギリまで寝て遅刻」を一発解決 コンサルが朝の極意を伝授 (3/3ページ)

 「ヤケ食いします! オッス!」(添付ファイル:クリーム&チョコレートたっぷりケーキの写真)

 間食をしているときは、1人でいることが多いはず。だから、メールを入れるのです。うまくいけば、食べている最中にレスポンスがあります。メールのレスがきたら、ちょっとお行儀が悪いですが、食事を中断して返信します。

 すると、食べる量が減るでしょう。一気に食べるから食べすぎてしまいます。時間をかけて食べれば、徐々にお腹がいっぱいになってくるので、たくさんの量を食べずに済みます。1人で食べるときに、邪魔が入って間食が中断されるのがこの方法のポイントです。

 メールではなく、SNSに投稿するのもいいでしょう。私はよく食事の写真を投稿するのですが、ものすごく美味(おい)しい食事の情報をアップするか、ドカ食い・ヤケ食いのいましめ用のどちらかです。あまりに間食の頻度が多いとまわりが心配してくれます。

 そうすると1人で食べているはずなのに、人の目が気になってくるのです。食べてもいいけど、写メを撮って送る、SNSにアップするというルールを課しましょう。

 カロリーを“ストレス指数”に置き換えれば分かりやすい

 とはいえ間食を頻繁にしてしまうのは、ストレスがたまったり、疲れがたまったりしている証拠。そのおおもとを絶たなければいけません。

 ついつい間食してしまう人におすすめなのは、ストレスのレベルをカロリーに置き換えてしまうこと。これによって、自分がどれだけストレスがたまっているか、可視化できます。

 まずは、今日とった食事が何カロリーだったか、調べてみましょう。細かい計算は不要です。10の桁はすべて繰り上げるくらいでいいでしょう。290カロリーは、300ストレスというようにです。そして2000を超える日が、時々であればいいのですが、頻発してくると相当ストレスや疲れが蓄積されているおそれがあります。

 ストレスや疲れがたまってしまうのは、仕方がありません。問題はストレスや疲れの解消法が、間食であることです。食べること以外のストレス発散方法を見つけましょう。単純に体を動かして汗をかくのもよし。マッサージに行ってみるとか、スパに行くなどリラクゼーションもいいでしょう。美容院やネイルサロンに行って気分転換してもいいかもしれません。

 頻繁な間食はストレスや疲れのサインです。体にいい解消法を見つけましょう。

美崎 栄一郎(みさき・えいいちろう) 経営・商品開発コンサルタント
ビジネス書作家、講演家
 花王株式会社で商品開発のプロジェクトリーダーや他社とのコラボレーションを推進。現在は独立し、経営・商品開発コンサルタント、ビジネス書作家、講演家。働き方に関するアドバイスには定評があり、とくに悪習慣をやめられない人に対し、自身で実践して効果のあった方法を伝える講演等は高い評価を得ている。執筆活動では『iPadバカ タブレットにとり憑かれた男の究極の活用術』(アスコム)をはじめ、『快速エクセル 会社では学べない一生モノの時短術(できるビジネス)』(インプレス)などヒット作が多数ある。

 (経営・商品開発コンサルタント、ビジネス書作家、講演家 美崎 栄一郎)(PRESIDENT Online)

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