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ヒートアイランド緩和でコケが活躍 樹木や芝より手軽、屋上・壁面緑化に (2/2ページ)

 独自手法開発し成長

 「コケに出会ったのが人生最大の喜び。今まで誰もやっていないジャンルに挑み、世に製品を出せるのは大きな喜びだ」と山本さんは言う。

 同社の前身は、間伐材を利用したログハウス販売業者。山に入り込む機会が多く、そこで目についたコケに可能性を見いだし、1995年にコケの生産・販売に進出した。それまで、この素材でビジネスの先進例はほとんどなかったという。

 独学で栽培手法を研究したが、当初は水を与えすぎて腐らすなどの失敗を繰り返した。しかし、試行錯誤の末、栽培シートに種苗を植え付ける、他にまねのできない手法を開発。出荷できるまでの生育に1年半ほどかかるが、栽培規模の拡大で大量生産を可能にしてトップ企業となった。

 コケの形態学などに詳しい出口博則広島大名誉教授は「コケは薄暗いところが合うように思われがちだが、十分な光が必要になるなど扱いが難しい。それを克服するノウハウを持っているのは素晴らしい」と評価している。

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