5時から作家塾

「年金開始おめでとう!」も お祝いがどんどん増える!? 欧米カード事情 (3/3ページ)

 余談だが「離婚はするけど愛してるよ」「愛し合うことは、時に距離を置く勇気を持つこと」などというメッセージの入ったカードの存在に、円満離婚の多いオランダらしいなあと文化差を感じてしまった。

 既製品であることの意義

 なんでもパーソナライズできるこのご時世、ここで紹介したようなカードはアイディアさえあれば誰だってオリジナルで作れる。しかし、既製品であることの意義ってあると思うのだ。お祝いカードなら既製品なのに自分に細かくピッタリなカードを見て「まるで私のこと! こんなカード売ってるんだ!」と嬉しくなるし、逆に悲しい状況で受け取るカードなら既製品のカードの向こうに同じような境遇の人の存在が透けて見えて、少しだけ慰めになることだってあるだろう。

 そういう意味で、オランダで見ていいなと思ったもう一つのカードは、がんと闘病中の人に送る「がん治療がんばって」カード各種。「最後の抗がん剤まであと〇回!」「あなたならがんに勝てる!」などと励ましのメッセージが入った既製品のカードをもらえば、「こんなカードが流通するくらいがんと闘っている人はたくさんいるんだ」とちょっと心強く思わないだろうか。

 どんなシチュエーションでも、どんな相手でもピッタリなものが見つかる欧米の既成グリーティングカード。このどんなニッチなニーズもカバーする超絶バラエティ、日本でもぜひカードや書籍、パーティプランなどで打ち出してみてほしい。(ステレンフェルト幸子/5時から作家塾(R)

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5時から作家塾(R) 編集ディレクター&ライター集団
1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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