三重県は、正月三が日の県内主要20施設の観光入り込み客数をまとめた。伊勢神宮(伊勢市)の参拝者数が遷宮効果のあった平成26年の61万3787人に次ぐ56万320人に上るなど、令和になって初めての初詣客が増えたこともあり、前年比6・1%(7万4177人)増の128万1075人だった。
伊勢神宮は25年秋に20年に一度の式年遷宮があり、この年は年間で過去最多の1420万4816人が参拝し、26年の正月三が日の参拝者数も最多だった。27年以降は三が日が40万人台、年間では800万人台に減っていたが、元号が変わった昨年は年間でも972万9616人と増加した。
伊勢神宮以外の13施設も前年に比べて増加。それぞれ新年に合わせたイベントなどで工夫を凝らしたことで多数の来場者があった。
施設別で多いのは、志摩スペイン村(志摩市)が2万2千人(前年比15・8%増)▽鈴鹿サーキット(鈴鹿市)が2万100人(同9・5%増)▽道の駅「熊野・花の窟」(熊野市)が1万1501人(同34・6%増)▽鳥羽水族館(鳥羽市)が1万934人(同17・8%増)▽御在所ロープウエイ(菰野町)が1万850人(同6・7%減)-などだった。
ナガシマリゾート(桑名市)は三が日の数字は非公表で、5日間で計55万人が来場したと発表している。