教育・子育て

英語習得するため群馬に“留学” スマホ、テレビも禁止、連絡手段は郵便のみ (2/2ページ)

 13人が通う倉渕小では英語村開設を機に、月曜日の放課後に実施している「チャレンジ教室」の教科を英語に切り替えた。

 小池政一校長は「英語村の子は1年近くたつと、聞く・話すという英語の力をメキメキつける。教室でも地元の子と積極的に会話をしており、ややおとなしい地元の子にとっては確実に刺激になっている」と話す。

 英語村では昨年1月14日、旧正月の伝統行事「どんどん焼」が8年ぶりに行われた。子供の減少で途絶えていたが、英語村の開設で復活。今年も地域の人たちが集まり、昨年以上のにぎやかさで行われる。

 山村留学 親元を離れ、1年単位で自然豊かな農山漁村で生活をしながら自然体験活動や集団体験活動を通して、心身の健全育成と子供の可能性を引き出す教育実践活動。「育てる会」は昭和43年に長野県で発足、同県大町市を拠点に50年にわたって山村留学事業を実施している。

 【記者の独り言】

 取材では、何人かのお年寄りに話を聞いた。「倉渕川浦小が廃校になってからは子供の声を耳にすることが少なくなり、寂しかった」「英語村ができて子供の笑い声などに接すると元気になる」「手助けできることはやってあげたい」-。そこには底抜けの温かさがあった。

 最近、世間では「子供の声がうるさい」というクレームがあり、時には住民同士でトラブルになることもあるという。子供の声を騒音と感じることが一概に悪いとはいえないだろうが、そんな国に未来はあるのかと考えてしまった。(椎名高志)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus