ヘルスケア

大阪大などのチームが蓄膿症悪化させるタンパク質を特定

 鼻の中にポリープができ、鼻詰まりや嗅覚の障害がひどくなる蓄膿症に関わるタンパク質を特定したと、大阪大などのチームが米医学誌電子版に発表した。似た症状のあるマウスでこのタンパク質の働きを抑えると、症状が軽くなることも判明。新たな治療法の開発につながる可能性があるという。

 チームが「好酸球性副鼻腔炎」というタイプの蓄膿症患者の血液を調べると、白血球の一種である好酸球の表面からセマフォリン4Dというタンパク質が離れ、血管の壁を刺激していることが分かった。刺激をきっかけに壁に隙間ができ、好酸球が外に出てたまり、ポリープを形成していた。

 マウスを使った実験では、セマフォリン4Dを体内で作れないようにしたり、無力化するような物質を投与したりすると、症状が軽減した。

 この物質は、がん治療薬としての臨床試験が海外で進行中。西出真之助教(免疫学)は「蓄膿症にも応用できるよう研究を進めたい」と話した。

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