ヘルスケア

沖縄でも「市中感染」か 80代男性、新型肺炎県内3例目 

 沖縄県は20日、同県豊見城(とみぐすく)市の農業、80代男性が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。中国への渡航歴はない。1日に那覇港に寄港し、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客や感染者との接触は確認できないという。男性が入院した際の体温は36・8度だった。

 沖縄県内では19日までに2人の感染が確認されている。この2人はいずれもタクシー運転手で、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客を乗せていた。県の砂川靖保健医療部長は20日夜の記者会見で「(感染経路がたどれない)市中感染の可能性は否定できない」と述べた。

 6日に微熱が出て、17日に医療機関で肺炎と診断され入院し、20日に県衛生環境研究所が感染を確認した。この時点で男性は下痢や倦怠(けんたい)感はあったが、体温は36・8度で咳も痰も出ていなかった。男性は糖尿病や狭心症などの持病を抱えているという。男性はひとり暮らし。県は濃厚接触者の特定を急ぐ。

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