沖縄県教育委員会は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、3月4~15日の期間、高校や特別支援学校など県立学校計84校を臨時休校とすることを決定した。市町村立小中学校にはこれに準じた対応を要請する。安倍晋三首相が27日に全国の小中学校に休校要請したことを受けた措置。
首相は3月2日から春休み明けまでの休業を要請したが、県立高校は日曜日の1日に卒業式を予定しており、翌2日は代休となる。このため、3日に生徒に対し、休業期間中に不要不急の外出を控えるよう呼びかける。
また、県内の小中高校の多くは25日から春休みが始まる。このため、授業日数の消化に大きな支障が出ると判断し、休校期間を15日までとした。県教委担当者は「事態の推移を見守り、必要に応じて休校期間を延期することもあり得る」と説明した。