ヘルスケア

寝室暖房で風邪4分の1 新型肺炎の予防にも効く?

 寝室を暖房で暖めて寝る子供は、そうでない子供に比べ、風邪をひく人の割合が4分の1にとどまるとの調査結果を産業医科大(北九州市)の藤野善久教授(疫学)らのチームが28日までにまとめた。

 藤野教授は、暖かい部屋にいることで免疫の低下を防ぐことができたとみており「新型コロナウイルスによる肺炎を含む冬の呼吸器感染症の予防に役立つのではないか」と話している。

 チームは、子供の寝室での暖房使用と感染症との関係を調べるため、福岡県の暖房を使う12歳以下の子供156人と、使わない子供155人の計311人を対象に調査。平成30年12月から31年2月までの3カ月間の風邪や発熱の発症状況を比較した。結果、暖房を使った子供は、使わない子供と比べて、3回以上風邪をひくリスクが0・23倍と小さいことが分かった。3日以上の発熱は0・27倍、インフルエンザの発症は0・55倍だった。

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