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米の集会など自粛、4月中旬までに緩和 トランプ大統領が意向

 トランプ米大統領は24日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため今月末まで10人を超える集まりなどの自粛を呼び掛けた行動指針を巡り、大幅な延長は見送り来月中旬までに緩和したい意向を示した。FOXニュースの番組に出演して語った。

 11月の大統領選をにらみ経済回復を優先させる姿勢を鮮明にした。ただ米国では感染者が急増しており、終息のめどが立たない中、緩和に踏み切れば批判が高まる可能性がある。

 トランプ氏は番組で、自粛により停滞している経済活動を「キリスト教の復活祭(イースター、4月12日)までには開放したい」と強調。握手を避けたり手洗いを励行したりして国民の感染防止意識が高まったと指摘し「わが国を元に戻さなければならない」と訴えた。

 また、早期緩和に対して専門家などから懸念の声が上がっているのを念頭に「インフルエンザでも毎年、多くの死者が出ているのに国を閉鎖したりはしない」と主張した。(共同)

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