ヘルスケア

新社会人、不安の門出…入社式中止も相次ぐ

 全国の企業や官公庁で1日、若者たちが新たに社会人の仲間入りをした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、入社式を中止する動きが相次いだ。世界経済の先行きが不透明になり、内定取り消しなど雇用に影響も出始めた。不安を抱えながらの門出となった。 

 岩手県の沿岸部を走る三陸鉄道は、同県宮古市の本社で新入社員や出向者の計5人が辞令を受け取った。

 トヨタ自動車やソニー、日本航空、東京都庁が入社式などを中止することを決め、社長メッセージをインターネットで配信するなど代替策を工夫する。

 文部科学省などによると、今春卒業の大学生の就職内定率は2月1日時点で調査開始以来最高の92・3%となったが、厚生労働省の3月30日時点の集計では内定取り消しが22件33人に上り、新型コロナ感染拡大が雇用に影を落とす。経済界や労働組合は早急な雇用対策を求めている。

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