ヘルスケア

沖縄の伝統行事、帰省者は不参加を 医師会が「強いお願い」 

 沖縄県医師会は2日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、先祖供養の伝統行事「清明(しーみー)祭」を行う場合は、東京や大阪など本土の大都市圏から帰省した人は参加しないよう求めた。規模も縮小して代表者がお参りし、発熱がある人は絶対に参加しないことも要請した。

 清明祭は、親族が墓に集まり先祖供養を行うとともに、弁当やオードブルを食べる行事。今年は4日から始まる。

 医師会の宮里達也副会長は帰省者の参加自粛呼びかけについて「集団感染を防ぐため、病院関係者から強い要望があった。単なるお願いではなく、強いお願いだ」と語った。

 清明祭をめぐっては、玉城デニー知事が先月27日の記者会見で「できるだけ(参加者の)距離を開けて、みんなで、うーとーとー(お祈り)してほしい」と語った。県医師会としては、より踏み込んだ自粛要請が必要と判断した形だ。

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