ヘルスケア

悲痛「4月から無職」「雇い続けられぬ」 新型コロナで電話相談

 日本労働弁護団は5日、新型コロナウイルスに関する無料の電話相談を全国で実施した。「4月から無職になった」「会社が感染症対策をとってくれない」など悲痛な声が寄せられた。

 東京都の窓口には20~80代のさまざまな雇用形態で働く人から121件の電話があった。都内の正社員の女性からは「業績悪化を理由に5月末付で解雇を言い渡された」。「収入が半減し、生活ができない」と打ち明けるフリーランスの人もいた。

 都内の企業で働く正社員からは「体調を崩した同僚に上司が『会社に来ないなら首だ』と言って勤務させており、職場環境が心配」との相談が。経営者から「仕事がなく従業員を雇い続けられない」という声もあった。

 労働弁護団は今後もホットラインで相談を受け付ける。月、火、木曜は午後3~6時、電話番号は03(3251)5363と03(3251)5364。

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