教育・子育て

コロナ不安解消へ「お母さん業界新聞」メール版好評 

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために学校の臨時休校が続く中、全国の母親による子育て情報紙「月刊お母さん業界新聞」が、えり抜きの記事を毎朝届ける「メール版」を無料で配信している。同じ「お母さん」の立場から書いた記事を多く人が読むことで、不安や悩みを少しでも解消してもらおうという試みだ。

 同紙は「孤(こ)育てをなくそう」を合言葉に、お母さん業界新聞社(横浜市)が発行。同社のウェブサイト「お母さん大学」での講座を受講した母親らが「お母さん記者」となって執筆・編集し、子育ての情報や発見などさりげない日常をリアルに発信している。

 メール版の配信は3月から始めた。新型コロナウイルスの影響で休校が続き、子供の世話に追われる母親たちの疲れを癒やしてもらうのが狙い。事前に登録すると、パソコンや携帯電話に平日の午前8時に届く。

 内容は同紙の記事から「横浜版」「大阪版」などのエリア版の編集長らが選んだ母親目線の「子育てあるある記事」が中心。母親同士が悩みを共有する場になり、編集部には「通勤ラッシュでイライラしてたけど、メール版を見て一人ニマニマしたわ」「朝のメールを楽しみに頑張ろう」などのコメントが寄せられている。

 大阪版の宇賀佐智子編集長(55)は「子供を守るには母親の笑顔が一番。子供たちの免疫力アップにもつながります。メール版でお母さんたちの気持ちが少しでも明るくなれば」と話している。

 メール版は、スマートフォンでQRコード=写真=を読み取り、表示されるメールアドレスに空(から)メールを送信すれば登録できる。登録・配信は無料だが、受信時の通信料は自己負担。新聞の大阪版は大阪市内の図書館など公共施設のほか、パナソニックセンター大阪(同市北区)などで無料配布している。

 問い合わせは同紙大阪版編集部(osaka.okaasan@gmail.com)。

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