英語検定試験「TOEIC」を運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5月17日と24日に実施予定の公開テストを全会場で中止すると発表した。公開テストは3、4月も中止しており、6月以降も状況を見極めて検討するとしている。
協会によると、5月17日は北海道や東京、大阪など13都市で「TOEIC S&W」、神奈川、愛知など5都市で「TOEIC Speaking」を実施予定で、計419人が受験を申し込んでいた。24日は全国47都道府県の会場で「TOEIC L&R」を行い、計11万9512人が受験する予定だった。
いずれの試験も返金で対応する。就職や進学などでスコアが必要な人には、受験の申し込みをした証明書を発行する。