デキる男は住まいから

テレワークをより快適に…「暮らしのカイゼン」で困難を乗り越える (2/2ページ)

香村薫
香村薫

 《3》家庭内のルールをカイゼン

 慣れないうちはどうしてもテレワークがストレスになりがちです。そこで、我が家で効果があった下記4つを家庭のルールに加えてはいかがでしょうか。

 (1)家でも仕事着を着用する

 お父さんお母さんは休みではなく“家で仕事をする日”なのだということを家族にわかってもらうには衣類を変えるのがとても効果的です。

 (2)仕事中の声がけはLINEかチャット

 家にいるのだからといって、「おーい」と妻を呼んでいては、妻の仕事が進みません。職場でいるときと同じように、声をかけるときは「ちょっと今大丈夫?」と確認することはもちろん、出来ることならLINEやチャットを使ってコミュニケーションをとることで、相手の仕事の手をとめないように気を付けることが大切です。

 (3)昼食は各自で

 テレワークになって妻が一番困っていることが昼食という家事が増えることです。そこで、「昼食は各自で好きな時に好きなモノを」とするか、「遅めの朝食と早めの夕食」というように1日2食+おにぎりやバナナ、とするなど工夫してみてはいかがでしょうか?

 (4)時間の使い方を変える

 どうしても家の中で集中して数時間確保したい、というときもあります。そこで、夫と妻で起床と就寝時間をずらしてみてはいかがでしょうか? 我が家だと、20:00に子供が就寝(ここで夫も就寝)してから、妻が夜中まで仕事。朝は子供と夫が5:00起床。遅く起きた妻が日中の子守を担当し、その間夫は仕事に集中、といった具合です。

 職種によって難しいかもしれませんが、うまく時間を割り振って、子供にも楽しんでもらう時間を確保してあげたいですね。家族みんながストレスを抱えてしまわないような工夫、どなたかの参考になりましたら幸いです。

香村薫(こうむら・かおる)
香村薫(こうむら・かおる) 片づけの専門家
ライフオーガナイザー
大学卒業後、トヨタグループ会社に入社。そこで学んだトヨタメソッドを家事に応用した「トヨタ式おうち片づけ」を提案。片づけサポート業務「ミニマライフ.com」を起業。全国での講演活動、個人宅での片づけサポートを行う。著書に「トヨタ式おうち片づけ」「トヨタ式超ラク家事」(ともに実務教育出版)「トヨタ式家事シェア」(主婦の友社)がある。NHKをはじめTVや新聞・雑誌などメディア出演多数。

【デキる男は住まいから】はライフオーガナイザーでミニマライフ.com代表の香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら

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