東京都の小池百合子知事は22日、新型コロナウイルス特措法の緊急事態宣言に伴う外出自粛要請後の密集が懸念されているスーパーに関し、入店人数の絞り込みなどの対応を早急に取る方向で検討していると明らかにした。
小池氏は都庁で報道陣の取材に応じ「スーパーは結果として密な状態になっている」として「入店を何人までにするかや、お待ちになる方の間を早急に検討している。協力をお願いしたい」と述べた。
スーパーの混雑を巡っては、西村康稔経済再生担当相と全国知事会長の飯泉嘉門徳島県知事による21日のテレビ会議でも話題となり、西村担当相が「専門家も高い危機感を示している」として都道府県レベルでの働き掛けを求めた。
15日に開かれた都の新型コロナ対策の審議会でも委員から「スーパーなどへの来店人数の制限や時間制を敷いてはどうか。横並びの意識があるので、ルール作りが必要だ」との意見が出ていた。
一方、小池氏はパチンコ店が休業要請に応じない場合、施設の使用停止などの対応を取るかどうかについては「国と連携したい」と述べた。