クルマ三昧

中古のR33型「GT-R」、今年に入って価格高騰 実は米国の輸入事情と関係 (1/2ページ)

木下隆之
木下隆之

 中古車価格高騰のカラクリ

 R33型日産スカイラインGT-Rの人気が高騰している。1995年に誕生したそれは、R32型からR34型までの「第二世代GT-R」と呼ばれ、カーマニアの間で安定的な人気を得てきた。中でもR33型の人気が、いま、うなぎ上りだそうだ。中古車価格は高騰している。

 そこにはカラクリがある。実はそれにはアメリカの輸入事情が深く関係しているのだ。アメリカには独特の輸入障壁がある。新車として販売実績のない車両を中古車として輸入する際の条件は厳しい。厳格な排ガス規制をクリアしなければならない。安全基準を満たしているかの審査を受けなければならない。適合しているかどうかの詳細な書類を提出し、試験場での検査を受ける必要がある。それは、実質的には困難であり、中古車輸入の障壁になっているのだ。

 さらに言えば、右ハンドル車の輸入も、一部の例外を除いて禁止されている。つまり、日本の右ハンドル専用の中古車は、太平洋を渡ることが許されないのである。

 「25年ルール」

 ただし特例がある。製造から25年を経過した中古車に限って、それぞれの厳しい基準が免除される。クラシックカー扱いとなり、排ガス検査や安全基準などの認証から解放されるのだ。右ハンドルの輸入も解禁になる。これがいわば「25年ルール」と呼ばれるものだ。

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