ヘルスケア

「家にいろ。大切な人の命守れ」 学生に響く大学教員の言葉 (1/2ページ)

 「食事する時は、黙れ」「家にいろ。大切な人の命守れ」

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、専門家の大学教員らが発した率直なメッセージが学生らを中心に共感を呼んでいる。「マスクしろ」「家にいろ」-。一読して反発を呼びそうな上から目線のこうした言葉遣いは、若者らに受け入れられやすいポイントを押さえていたようだ。

 ストレートに

 「家に帰ったら、速攻手を洗え。アルコールあるなら、玄関ですぐに吹きかけろ。ドアノブも拭いとけ」

 ツイッター上で「直言」を発信しているのは、京都大ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授だ。感染が全国に拡大し始めた3月28日、「言葉が汚くて申し訳ありません」「叫び届きますように」として、感染予防に必要な情報を連続でツイートした。

 「人と集まって話をする時は、マスクしろ。他人と食事する時は、黙れ。食事に集中しろ!」

 一連の命令口調のツイートは「ストレートな言葉が響いた」などとして好意的な反応を呼んだ。宮沢さんは「若い人や専門家ではない人と話すときには、難しい話をしても伝わらない。肌感覚としてこれくらいがいいと思って書きました」と明かす。

 新学期を迎えた各大学の授業延期が相次ぐ中、慶応大学のホームページに掲載された、環境情報学部の脇田玲学部長の新入生らに向けたメッセージにも共感が広がった。

 「家にいろ。自分と大切な人の命を守れ。SFC(慶応大学湘南藤沢キャンパス)の教員はオンラインで最高の授業をする。以上」

 ユーモア交え

 今回のような率直な言葉遣いは、なぜ若者に受け入れられたのか。「伝え方が9割」の著書がある、コピーライターの佐々木圭一さんは「今は大学生に限らず、長い文章を読むのは苦手。今回は一文がとても短く、読んでみようという気にさせる文章だった」と読み解き、「専門用語やカタカナ言葉には嫌悪感を示す人が一定数いる。学生が話すような言葉だったので理解されやすかったのではないか」と話す。

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