試乗スケッチ

国産車にはないスタイリッシュな高性能セダン BMW「M235iグランクーペ」 (1/2ページ)

木下隆之
木下隆之

 アクティブな都会派がターゲット

 「ルーフ後端をなだらかにスラントさせることでスタイリッシュなフォルムを保ち、それでいて大人5名が寛げる4ドアセダン」-。BMWのグランクーペを定義すると、およそそんなところだろう。

 この春に日本導入となった「M235i Xドライブグランクーペ」はまさにこの定義に則っている。コンパクトな2シリーズにもかかわらず、精一杯のびやかなスタイルを形成している。凡庸なセダンの生活臭を嫌う、アクティブな都会派がターゲットなのだ。BMWのラインナップで言えば、4シリーズと8シリーズにもグランクーペが存在する。それぞれ同様にスタイリッシュである。

 2シリーズに加わったグランクーペは2車種。直列3気筒1.5リッターの「218i グランクーペ」と、この「M235i Xドライブグランクーペ」だ。前者は比較的控えめなスペックを主張するのに対して「M235i Xドライブグランクーペ」は、獰猛な走り味を披露する。まったく正反対のキャラクターだ。

 そしてもうひとつ、新鮮な驚きがある。この2シリーズのグランクーペは、BMWとしては大英断となるであろうFF駆動がベースとなる。これまで歴史的に、頑固にFR駆動のプラットフォームに固執してきたBMWは、このところコンパクトモデルのFF化を推し進めている。その一台がこれだ。FR駆動の雄として「駆け抜ける歓び」を標榜してきたBMWが、いわば初めてFFベースで走りの楽しさを追求したモデルだと言っていいだろう。

 ちなみに「M235i Xドライブグランクーペ」は、エンジンを横置きに搭載するFF駆動がベースだが、「Xドライブ」と呼ぶ4WDである。

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