首相記者会見全文

(13完)「大切なのは重症者に対処できているか」 (2/2ページ)

 首相「要はですね、今いわれたのは、1万5000とか2万あっても実際に実行したのは少ないんじゃないかと、私も確かにその通りだという印象を持ってますので。大切なことは何回も申し上げているんですが、お医者さまが必要と思われる方がPCR検査を受けられるようにすると、まだキャパシティの差がありますよね。ただ、この差があるんですが、一番の、先ほど申し上げました東京とか大都市において、これ地域によってよく見ていく必要があると思います。そのキャパシティに余裕があるということの中において、どうして、そこでお医者さんが実際に必要だというのにできなかったということについては、そういう対処をしっかりとやっていきたいという中において、先ほど申し上げましたPCRセンターを今度、東京で12、全国で20設けていくということになりますのでもっと進んでいく。また簡易キット等の導入を、尾身氏の方からもお話がありましたんで、進んでいくと思います。また感染状況の全体像を把握することにおいてはPCR検査だけでは全体像は困難でございますので、抗体検査を用いた疫学調査についても有意義な方法であると考えております。その中で、現在抗体検査キットの性能評価等を行っておりますがそうした結果も踏まえまして、今後速やかに疫学調査の実施に移っていきたいと思います。ただ、多くの国民の皆さまに誤解をいただきたくないのは、大切なのは、実際に重症になっている方の数、重症者に対して対応できているかっていうことと、死亡者の数なんだろうと思います。亡くなっている方については、欧米に比べてはるかに日本は少ないんですが、他の肺炎で亡くなっている方に、実はコロナで亡くなっている方が多く混じっているんではないかという疑問に対しては、日本はCTの検査をだいたい肺炎で亡くなる方については最終的には行っていて、新型コロナウイルス感染症が疑われるかどうかということについては、これも大変お医者さまにとっては直ちに判断がつくということでございますので、そういうことはないということではないかと思ってます」

=(完)

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