教育・子育て

大学生の約6割が部活動・サークル活動継続に経済的不安 大体大教授らが調査

 新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛などの長期化が、大学の部活動やサークル活動に大きな影響を及ぼしていることが、大阪体育大学の藤本淳也教授らと関西地域の大学スポーツ統括団体を目指して創設された「大学スポーツコンソーシアムKANSAI(KCAA)」のアンケートで明らかになった。8割を超える学生が部活動やサークル活動での「感染の不安」を感じていた。

 アンケートは4月1~7日にウェブサイトやSNSで実施。約1400人から回答を得た。84・9%が関西にある大学の学生で、94・2%が私学。うち、約6割の約900人が部活動やサークル活動、同好会の団体に所属していた。

 感染や感染拡大につながる可能性が高い危険な行動について尋ねると、「しっかりと理解している」と「理解している」の回答が82・8%と8割を超えた。そのうえで、部活動・サークル活動を行っている学生を対象に感染の不安について質問。28・3%が「非常に不安」、26・9%が「不安」、26・1%が「少し不安」と答えた。活動中の「3密」の状況では、「手の届く距離に多くの人がいる」と「近距離での会話や発声がある」で「非常に当てはまる」「当てはまる」との回答が多かった。

 また、活動への影響については、「部員・メンバーに感染者が出ること」のほかに「練習が制限や自粛されること」「大会や試合が中止されること」「自分やチームの力が落ちること」への不安を挙げる学生が多かった。活動費については、60%の学生がアルバイトなどで得た収入を充てており、57・9%の学生が活動の継続に経済的な不安を感じていた。

 藤本教授は「今、調査すればもっと深刻だろう。違う不安が生まれている可能性もある。結果の割合が低い項目でも、各大学の学生数に置き換えれば大きい。各大学は学生がどんなところに不安を感じているのかを理解し、落ち着かせる対策も取ってほしい」と話している。

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