ヘルスケア

文科省、学校再開でマニュアル 3段階で感染対策

 文部科学省は22日、新型コロナウイルスの影響で休校していた学校を再開させる際の感染症対策マニュアルを策定し、全国の教育委員会に通知した。地域の感染状況に応じて学校ごとのリスクを3段階に分類し、それぞれで求められる人同士の間隔や実施可能な授業教科などを提示。感染者が少ない地域では40人学級が同じ教室で授業を受けられることになり、学習の遅れの取り戻しが期待される。

 マニュアルでは、感染者数や感染経路不明者の割合などを基にレベル3~1の段階を設定。児童生徒や保護者、教職員らの通勤・通学など行動範囲を踏まえ、自治体側に学校ごとのレベルを決めるよう求めた。

 感染リスクが高い地域にある学校は「レベル3」となり、密集を避けるために人との間隔は2メートル程度を保つよう要請。室内で合唱を行う音楽や、接近・密集を伴う運動を行う体育など、感染につながりやすい教科は制限し、部活動も低リスクのものを少人数で短時間のみと限定した。

 感染拡大に注意が必要な地域は「レベル2」で、確保すべき人との間隔は2メートル程度と同じだ。実施教科や部活動は低リスクの活動から徐々に再開できるとしているが、合唱部で向かい合って発声するなどの活動は慎重に検討する。

 感染リスクが低い「レベル1」の学校は人との間隔は1メートルが目安。感染対策を行えば、原則全ての教科と部活動を行える。人との間隔が2メートル程度のレベル3、2では密集を避けるため、分散登校などが必要となる一方、レベル1では40人学級が同じ教室で授業を受けることも可能としている。

 通知では、保健衛生の管理徹底にも触れ、レベル3、2の学校では登校時、校舎に入る前に検温など体調の確認が必要と設定。給食では感染リスクが高まる配膳の作業をできる限り省略するよう求め、レベル3では調理場で弁当容器に盛り付けた上で提供するなどの対応を要請した。レベル2で徐々に通常の配膳に戻し、レベル1では通常通りとしている。

 夏に向けた気温上昇も想定し、エアコン使用時に換気の徹底を強調。熱中症を防ぐため、体調に応じてマスクを取ることを認めた。

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