中外製薬は2日、関節リウマチ治療薬「アクテムラ」を新型コロナウイルスの患者に投与する治験を開始したことを明らかにした。
治験は新型ウイルスに感染し、重症肺炎を起こした入院患者10人を対象に、5月25日に開始した。結果を検証し、年内に治療薬としての承認申請を目指す。
新型ウイルスに感染すると、患者の免疫を高める「インターロイキン(IL)6」というタンパク質が過剰に分泌されて免疫細胞が過度に活性化し、感染した細胞だけでなく正常な細胞も攻撃することで、急激に重症化することが分かってきている。
アクテムラはIL6の働きを抑制する効果があり、親会社のスイス企業は既に海外で治験を開始。夏にも結果を出すという。